愛媛県から、これまでに724名が84カ国にJICA海外協力隊として派遣され、環境、教育、スポーツなどの幅広い分野で開発途上国の発展に貢献していただきました。 また、帰国後は、堪能な語学力や多文化に対する理解を持ったグローバルな人材として、さまざまな企業・団体等で活躍されています。
このたび、全国初の産学民官が連携した取り組みである「愛媛グローカル人材育成プラットフォーム」の設立により、海外での貴重な経験を持つ全国の隊員の方々に愛媛県で活躍いただける環境が整いましたことは、誠にうれしく、本県のさらなる国際交流の進展や地域活性化につながるものと大いに期待しています。
今後は、本プラットフォームを活用し、世界と愛媛の交流の橋渡し役となる人材の確保・育成に努めていきたいと考えています。
- JICA海外協力隊から戻ってきた方が使える愛媛県の施策
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2021年度までに愛媛大の卒業生206人が協力隊員として、本学で習得した知識や技術を生かして世界各地での国際貢献に携わっています。
「愛媛グローカル人材育成プラットフォーム」の各機関をはじめ、JICA海外隊員らとも一層の連携を図り、特別講義や海外フィールド研修など、世界と地域を結ぶ教育研究活動を推進したいと考えています。帰国隊員を積極的に大学院などに受け入れ、リカレント教育の機会を充実させます。PFの活動が、持続可能な地域社会を担う貴重な国際人材の育成につながると確信しています。
- 愛媛大学で国際協力・交流を経験する
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- JICA海外協力隊から戻ってきた方が使える愛媛大学の施策
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※出願資格の社会人には、海外協力隊の経験者を含む
こととしています。
- 愛媛大学とJICA海外協力隊事業との連携
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愛媛県
青年海外協力隊を育てる会
当会は現在54の法人・団体会員、48の個人会員を有し、協力隊への参加を促す環境整備や、派遣中の県出身隊員の支援、帰国後も県内に定着して協力隊の経験を還元できる体制の構築を目指して活動しています。
会員には外国人人材の活用を考えている企業もいます。県内でも「技能実習」や「特定技能」の資格で入国する外国人は増え、人手不足に悩む企業の採用が進んでいますが、日本語は大きな壁。企業側のサポートにも課題があります。言葉や文化の違いを理解し、日本人と外国人双方の考え方に耳を傾けられる、協力隊経験者のような人材がますます必要だと感じています。
- JICA海外協力隊派遣中もしくは戻ってきた方が使える愛媛県青年海外協力隊を育てる会の施策
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- 愛媛県青年海外協力隊を育てる会の国際理解への取り組み
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JICA海外協力隊として開発途上国の課題解決に取り組み、帰国した人の数は2022年10月の時点ですでに5万人を超えています。協力隊は2年間にわたる開発途上国での様々な活動を通して、異なる文化や生活、価値観に触れながら、広い視野や豊かなコミュニケーション能力、課題解決力を磨いてきました。
協力隊としての活動は、赴いた国のためだけではなく、隊員1人ひとりの人間としての成長にもつながっています。さらに、その経験は、日本の地域社会にとって貴重な財産です。
今回愛媛県、愛媛大学、そして愛媛県青年海外協力隊を育てる会とプラットフォームを創設し、協力隊の経験が愛媛県で活かせる情報を発信し、愛媛と世界をつなぐ人材育成を促進させていきたいと思います。
- 隊員になる前に愛媛県とつながるプログラム
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- 派遣中JICA海外協力隊・海外協力隊経験者が愛媛県で使えるプログラム
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